運動嫌いな僕がプロトレイルランナーになるまでの軌跡(奇跡)。

2015年6月7日から走り始めて2年と1ヶ月が経過。どうしたら速く走れるようになるかを色々と考えつつここに記す。

2017年7月15~16日 「OSJ ONTAKE100」というレースに参加し100km走ろうとした話。~16日編~

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 16日午前0時00分、号砲が鳴り響き100kmも走る(歩いたりもするよ)というとんでもないレースが始まった。真っ暗闇の中へトレイルランナー達が我先にと飛び出していく。

 例えば今から100km歩いて下さいと言われた場合、どれくらいの時間が必要なのかをGoogle先生にお尋ねしてみると…

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 ということで徒歩だと21時間、東京の新宿から静岡県の富士山の裾野辺りまで行けることになる。多少の上り下りはあるだろうけど整備された舗装路を歩いてもこの時間。登山道を100kmともなるともはや修行の類だね…。

 

 出だしは緩い上り坂のロードから。1kmあたり5~6分半くらいのペースで走った。この坂の憎たらしいところはギリギリ走れる上り坂であることだ。歩いて休憩することもできず、その集団に遅れまいと付いていく。

 しばらくはその膠着状態が続き、やがてロードからややガレている(大小さまざまな石が散乱する礫地で不安定な石が多い)トレイルに入る。集団がバラけはじめて前後を走るランナーと5mくらいの間隔が生まれた。

 

 以前に読んだ誰かのブログにはボリュームゾーンにいればヘッドランプがなくても大丈夫なくらい明るいと書いてあったが、確かにその通りだった。

 しかし、トレイルに入ったことで街灯も無くなり道の両サイドには鬱蒼と生い茂る木々。それらが外部からの光を遮断するのでより一層暗く感じる。

 僕の装備していたヘッドランプはMammut T-Base 30lm 72g」と、軽さばかりを重視したモデルで30ルーメンとやや頼りない。自身の視力が弱い上にランプの光度不足で足元が不明瞭…ストレスが溜まる…。

 

 そんな状態のまま約32km地点の第一チェックポイントに4時間15分(リザルトでは区間順位が149位)到着する。制限時間は6時だったので1時間45分の余裕を残すことができた。空がうっすら明るくなる。

 この時点ではほんと疲れは無く順調なペースで走れていた。バナナ一切れとおにぎりを1個を頬張りながら約63km地点の第二チェックポイントへと歩を進める。

 

 30分毎にエナジージェルを摂っていたので摂ろうとしたが、なぜか上手く飲み込めず喉を通ろうとしない。ハイドレーションにはポカリにBCAAとクエン酸を混ぜた物を入れておいたのでそれは摂っておいた。

 必死で気のせいだと思い込もうとしていたがやっぱり気持ちが悪い…胃がおかしい。次第に水も受け付けないほど気分が悪くなってきた。冷たい汗が止まらない。

 歩いたり走ったりを交互に繰り返していたが遂に走ることもできなくなった。50km地点の小エイドを超えた辺りからは歩くのもしんどい状態になる。第二チェックポイントまで残り13km。

 

 気持ちを切らさず歩み続けたが後続ランナーにどんどん抜かされていく…心が先に折れてしまいそうだ。身も心もギリギリの状態だったがなんとか63km地点の第二チェックポイントに到着することができた。

 第一チェックポイントから第二チェックポイントまでの約31kmに5時間半もかかってしまった。フィニッシュまで残り37km。

 少なくとも6時間以上は必要であり今の身体の状態で耐えることがでかを想像してみたが、どう考えても無理だろうなと…。

 

 こうして僕のレース(修行)は幕を閉じる…不甲斐ない。

 

 第二チェックポイントでザックを下ろすと不自然に膨らんでいた…何かと思って出してみたらハイドレーションがパンパンに膨らんでいた。

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 僕の胃もこんな感じなのだろうかクエン酸が熱で膨張したのか?理由は良くわからないがとりあえず教訓にはなった。

 ここから先は今回のONTAKE100での反省点を羅列していく。来年はそれらを肝に銘じ同じ過ちを繰り返さないように気を付けよう。

 

 まず、絶対に宿を取ろう。15日は現地に到着してから午前0時まで野宿をしていた。身体が休まらないしきちんと睡眠を取らないと走れない(当たり前か…)。

 次にヘッドランプ。多少重くても明るいものを使うべき。足の置き場が不明瞭なトレイルをそろりそろりと走るのはストレスが溜まる。疲れる。

 それと補給。30分間隔で最低でも100kcalは摂るようにする。そうでないと30~40kmを越えた辺りで間違いなくハンガーノックを起こす。

 水に関しては天然エイドが豊富で500のペットボトルを持っていれば事足りてしまうかも。ただ、水だけだとミネラルが足りなくなるのでそれらを補給する何かは必要である。

 

 来年こそは完走してレースが主宰するバンクェット(宴会)に参加したいものだ…。

 

 

2017年7月15~16日 「OSJ ONTAKE100」というレースに参加し100km走ろうとした話。~15日編~

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 7月15日、朝の5時に仕事を終えて職場のある渋谷から新宿のバスタに移動。7時45、新宿発・木曽福島駅行きのバスに乗るためぼ~っと待っていると

「連休の影響により高速道路がに渋滞が発生し…」

というアナウンスが…あ、うっかり忘れてた。17日が海の日で祝日になり三連休になっていたのだ。

 そうとはいえONTAKEの受け付け時間は14時~18時。流石にどんなに渋滞してたとしても18時を過ぎることは無いだろうということで、バスに乗り込むやいなや爆睡。一応、夜勤明けだからね。

 

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 木曽福島駅に到着後、路線バスに乗って(200円)王滝村役場まで移動、更に大会のシャトルバスに乗って松原スポーツ公園へ。会場に到着したのは14時半頃だったかな。15時には受け付けも完了。

 

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 宿賃をケチりたかったので松原スポーツ公園の駐車場脇で野宿スタイル。テントやタープ類、火気厳禁。

 受付時にもらったゼッケンをウェアとレース用のザックに安全ピンで留める。ドロップバッグに入れる物を分別したり、内側側副靭帯用のキネシオテープを切ったり、テキパキと作業を進めていたが、それにしても暑い。

 ついでに腹が減ってきた…お昼ご飯はバスタに乗る前に買っておいたパン。ちなみに夕飯もパン。ご飯類は暑さで腐る可能性があるし、火気厳禁だからお湯も沸かせないから仕方ない。

 

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 少しずつ日が暮れてきた。出走準備は万全だったので寝袋を出して仮眠を取ることにする。下が芝生でフカフカだったのでエアマットレスの出番はなさそう。

 

「5.4.3.2.1.すたーとぉぉぉぉ!!!!」 

 何やら騒々しい声と音で目を覚ます。周囲は既に真っ暗になっていた。ああ、100mileがスタートしたのね。20時だ…と、寝ぼけながらも理解しつつ、もう一度寝る。

  22時、目覚ましのアラーム音で起きる。出走する100kmのスタート時刻まで残り2時間。広げた荷物をリュックに詰め込み受け付けに預ける準備をする。眠い。

 23時頃には荷物を預けコースブリーフィングを聴きつつスタートを待つ。いよいよ100kmもの長いレースが始まる。そこまでの緊張はない。

 

 レース前日の7月15日はこうして終わる。日付が替わると同時にレースが開始され、16日編へと続く。(後で書きます)