運動嫌いな僕がプロトレイルランナーになるまでの軌跡(奇跡)。

2015年6月7日から走り始めて2年と1ヶ月が経過。どうしたら速く走れるようになるかを色々と考えつつここに記す。

【その0】TDRに向かって行き倒れしそうになった話。

 腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)シリーズ【その0】

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 その当時、トレーニングとして職場から家までの20kmは走っていたが、それ以上の距離を一度に走ったことがなかった。

 2016年2月27日に開催される三浦半島横断トレイルレース(40km)にエントリーしていたので長距離走の練習しておく必要があるな~とぼんやり考えていて、どこか走れるコースはないものかと探していたのだ。

 家の近くを流れる中川の土手を東京湾に向かって走るとどうなるかを調べてみた…すると良い目的地を発見する。そう、東京ディズニーリゾートだ。地図の通り片道15kmだったので往復して30km。これは距離的にもナイス。

 

 歩行者の味方である土手。信号もなく自動車の侵入を頑なに拒んでくれているのでとっても走りやすい。

 元々サイクリングコースやらランニングコースのようになっているので走る環境としては最高である。

 スマートフォンGPS機能を使って走行ログを録りつつラジオ(おぎやはぎのメガネびいきの録音)を聴きながらランニングするのが大好きな僕。

 走っている最中、おぎやはぎの軽快なトークが面白すぎてニヤニヤしてしまうのがこのスタイルの唯一の問題点であろうか…汗だく短パンのおっさんがニヤニヤしながら走っているのでかなり危険ではある。

 

 季節は2月の初旬、22時頃に帰宅し時間に余裕があったので土手からTDRに向けてディズニーランを決行することにする。

 走り始めて2時間チョイ、折り返して22kmを過ぎた頃だろうか…右膝の外側に鈍い痛みを感じた。

 その時、メガネびいきに阿部真央さんがゲスト出演していて可愛らしい声でトークしていたのを鮮明に覚えている…!

 痛みを我慢して走ってはみたが遂にはびっこを引きながらしか進めなくなってしまった。さて、どうしたもんか…ここで考えられる選択肢は3つ。

 

1,公共の交通機関を使って帰宅する
2,タクシーを拾う
3,更に我慢して走る

 

 公共の交通機関を使えばタクシーを使うよりもかなり安上がり。しかしながら現在地はよくわからない土手。

 ついでに22時に家を出て2時間が経過しているので時刻は午前0時過ぎ…交通機関が動いているわけもなく、家の近くの土手を走るという油断から無一文という壊滅的な状況…。

 

 ということで選択肢3の更に我慢して走る(歩く)しかなく、自力で家に帰るしかなかった…汗だくの身体が寒風によって一気に冷やされガクブルしてきた。

 膝も痛くヨボヨボと頼りない足取りではあるが、歩みを止めなければ必ず家に辿り着けると信じ、ただひたすらに歩を進める。

 それにしても土手、夜中ということもあり見通しも悪く景色が全然変わらない。代わり映えのない道を歩み続けること30分…あれ?

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 道を間違えた。同じ道の往復だと退屈だからと対岸の土手を走っていたのが原因で、Y字に分岐していることに気付かず千葉方面に向かっていた…膝が痛いのに最悪である。✖印の辺りまで進んで気付く。

 

 一気に距離を伸ばしすぎたのが原因なのだろうか。とにかく完全なオーバーワークだと思われる。

 更に追い打ちを掛けるかのようにスマートフォンの電池残量が残り僅かとなっていた。山では機内モードにして電池の消耗を抑えてGPSを使うのだが街だということで完全に油断していた。

 真夜中に汗まみれのおっさんが見知らぬ場所で迷子になり、一銭も持たず、通信手段も無くなり、おぎやはぎのラジオも聴けない…未だかつて経験したことのない危機的状況である…

 

 多分こっちだろうと思われる方角に向かってとぼとぼと歩く。ただ歩くだけならば痛みはそんなにでもない。しかし走りだすと右膝の外側に痛みが…

 結局、30kmを走る(歩く)のに行きで1時間半、帰りで3時間の合計、4時間半近く掛かってしまった。

 このオーバーワークを切っ掛けに右膝の腸脛靭帯炎を発症し、ここから半年近くは痛みに悩まされ続けることとなる。

 

 つづく…たぶん。